ワーママさんちゃんの高齢育児!

43歳で男児出産。高齢出産後の高齢育児のリアルを綴っています。

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誰のためのかけっこか

ポン太は2歳ころから、ちょいちょい、かけっこ大会に出場しています。だいたいは親が一緒に走る「親子ラン」の部です。その様子は以前にも時々、このブログにも書いています。

で、今日はそこで気になっていることをひとつ。そう、それは毎回、ガチすぎる親がいることです。直近で出場した大会は1km程度のコースを親子で走るレースで、未就学児が30名ほどだったでしょうか。山道がコースになっているので、けっこうな起伏がありました。ポン太は父さんと出場。母さんは、おばあちゃんと一緒に観戦しました。下は2歳くらいのよちよち歩きの子もいるので、100mくらい歩いたらあとは抱っこという親子もいて、ほほえましい感じのレースです。が、しかし。本気のお父さんは違います。もちろんスタートは最前列に陣取って、号砲とともに、子供と手をつないで、っていうか、子供の手を強い力で引っ張って走り出します。ゴール前、下り坂で観戦していた私たちの前に、そのガチ親子が数組やってくると、親のスピードについていけず、子供が転んでしまったペアがいました。「あぶない!」観戦している私たちが叫んでしまうほど勢いがついていて、子供は痛そう。それがですよ、お父さんは子どもを見ることもせず、立たせようともしないんです。転んだ子供をそのまま引きずって猛烈な勢いで前に進んでいくのです。子供がまるでキャリーケースかなにかと思っているように。「は??」子供の表情は固まっています。お、おとうさん、そこまでして、入賞したいですか?誰のためのレースですか?観戦しているこちらは、なんだか怒りに似た気持ちを抱いてしまいました。ポン太はそのあと、10番くらいの順位でゴールして、上気した顔で「1番になれなかったよー。」と言っていましたが、おばあちゃんは開口一番、言いました。「いいんだよ。自分の足だけで走ったポン太は最高にかっこよかった。お父さんにひっぱられて走ってる子がいっぱいいたけど、おばあちゃん、ポン太が自分の足だけで走ったのがすごく良いと思ったよ。」って。まったく同感でした。もちろん入賞したら、みんなの前で表彰されて賞品もらって、嬉しいし、誇らしいかもしれません。でも、それは、子供の走力じゃなくて、親の走力の結果。これは、かけっこに限ったことではないかもしれない。親は子供とほど良い距離を保ち、よき伴走者でありたいものですね。

 

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